


カンパンの由来
16世紀始め、ポルトガルより南蛮菓子としてビスケットが上陸、長崎周辺で外国人のために作られていたビスケットを水戸藩が保存のきく食糧として研究しました。 明治時代になって携帯用食糧として現在のカンパンの前身が開発されると、昭和に入ってから官公庁納入が主となり、その後一般向けに発売されました。 「2度焼いたパン」の意味を持つビスケットを、もっと水分を減らしたりして保存に適した形に作り上げたものを「乾パン」つまり乾いたパンという名前にしたようです。
カンパンの特徴
カンパンは、発酵させて作る例としてよく知られていますね。 カンパンというとどうもかたくてパサパサしているというイメージが先行しますが、よく噛むことで発酵による栄養や美味しさの恵みが感じられることと思います。 噛むことにより唾液が分泌され消化を促進したり、あごや歯を鍛えたり、頭の働きを良くしたりと体にとてもいい食品なのです。 非常食としてお馴染みですが、出来たての香ばしくほんのり甘い製品を一度召し上がってみては如何でしょうか?
非常食として正しい保存方法
毎日の朝食、昼食、おやつ、夕食など焼きたての風味があるうちにお召し上がりになることをお勧めしますが、非常食として長期保存する場合、次の点にご注意下さい。
1.賞味期限のチェックを!
カンパンは保存性を良くするための工夫がしてありますが、メーカーや種類によって保存期間が異なります。いざというときに困らないようチェックしておきましょう。
2.保管場所は直射日光の当たらない室温で!
直射日光の当たる場所や極端に室温の変化が激しい場所は品質の劣化をまねきます。直射日光を避けすぐに持ち出せる場所に
3.開封後はお早めにお召し上がりを!
賞味期限内でも缶や袋を開封したら再保存はできません。お早めにお召し上がり下さい。
4.家族の3日分は用意!
災害に見舞われた時、ガスや水道が止まってしまうことは良くあります。必ず調理不要のカンパンと水は人数×3日分は用意しておきましょう。